ソフテイルをベースに、今回ナセルが製作した一台は、まるでリジッドフレームのチョッパーのようなシンプルさを持った、実にスタンダードかつシンプルなクラシックスタイル。前後16インチというホイールサイズや74スプリンガーと40年代の純正スタイルのハンドルといったパーツチョイスが、往年のフォルムを演出している。
コンパクトなパーツチョイスでまとめられた美しいフォルム
リアフェンダーはシンプルなフラットフェンダーをドリルド加工したステーでマウントし、シートは美しいカービングが施されたサドルシートをセット。タンクはハーレーのエンブレムが両サイドに付けられたエッグタイプを選び、マフラーはシンプルなドラッグパイプを装着している。全体的にコンパクトなパーツチョイスでフレームラインを綺麗に浮かび上がらせることで、この美しいフォルムが生み出されているのだ。
ルックスとパフォーマンスを両立させた一台
また、写真を見て頂ければわかると思うが、フロントブレーキのマスターシリンダーをフォーク中央付近に移植することで、ブレーキレバーをドラムブレーキのようなワイヤー引きにすることに実現。こういったルックスとパフォーマンスの両立はさすがはプロといったところだろう。今回もナセルらしい完成度の高い一台を見せてくれた。
Nacell
群馬県高崎市緑町2-7-8
TEL:027-370-6616