純正のエボリューション・モーターをシンプルなリジッドフレームに搭載し、マスタングタンク、6インチフラットフェンダー、ソロシート、アップスイープマフラーといったチョッパーパーツで組み上げた一台。そのコンセプトは「80年代のチョッパースタイル」。タンクとフェンダーに描かれたペイントもどこか懐かしさすら感じる細いタッチのフレイムスパターンで、マシンのイメージとも相性抜群の仕上がりである。
レットパーツをあえて使用していないのもポイント
特に目を引くのは、ブラックアウトされたオリジナルの6ベントハンドルと、絶妙にツイストされたシッシーバーだ。バイク単体で見てもそうなのだが、さらに人間が跨ったその姿は、まさに圧巻のインパクトである。また、前後共にしっかりとしたディスクブレーキなのもポイント。ここら辺のパーツチョイスも流石である。もちろん、ビレットパーツをあえて使用していないのもポイントなのだ。
「スタイルの迷走する時代」だった80年代を上手く表現
サイケデリックなカスタムが流行りだった70年代でもなければ、様々なカスタムスタイルが確立していった90年代でもない。良い意味でも悪い意味でも「スタイルの迷走する時代」だった80年代を上手く表現した、分かる人には分かる一台である。
DASH
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