イギリス老舗メーカーの一つ、ノートンが60年代の名車「ドミネーター650SS」を復刻させ、「東京モーターサイクルショー2016」に展示したので、その模様を紹介したい。
「ドミネーター650SS」の復刻版が「ドミネーターSS」だ
復刻版ということもあり、フォルムは、まさに60年代のカフェレーサースタイルを継承しつつ、最新の高性能パーツを取り入れたという「ドミネーターSS」。全てがハンドメイドで作られているという、まさにスペシャルなバイクである。
ビンテージなスタイルと高機能パーツとが同居
カーボン製のフェンダーに、小型フロントカウル。ポリッシュ加工により鏡面処理が施されたタンク。961cc・空冷2気筒エンジンを搭載し、足周りにはオーリンズ製倒立フロントフォークやブレンボ製ブレーキキャリパーなど、最新の高機能パーツも採用するなど、現在のトレンドを活かした、ビンテージなスタイルと高機能パーツとが同居している。
カーボン製シートカウルにはユニオンジャック
カフェレーサーの雰囲気を色濃くするシングルシートは、レーシーなカーボン製シートカウルに包まれている。カウルのサイド部にはホワイトのユニオンジャックが描かれており、イギリス製を強調している。米ではないので注意したい。
世界限定200台のみで、その内、日本に来るのは10台
この芸術品のような「ドミネーターSS」。世界限定200台のみの販売で、なおかつ、その内、日本に来るのは10台のみだという。気になるお値段は529万2,000円と、リーズナブルとは言い難いが、それでも欲しいという方はいることだろう。筆者も欲しい一台だ。